最近、AIイラストが増え、手描きイラストを探すのが大変と感じていませんか？
実は、AIイラストの急増には、様々な問題が隠れています。
手描きの味わいが埋もれてしまう、作品の質にバラつきがある、無断転載の問題など。
イラスト制作者や愛好家にとっては、悩みの種がたくさんです。
この記事では、AIイラストがなぜ邪魔に感じるのか、どうすれば除外できるか紹介します。
この記事を読めば、あなたの好きな手描きイラストをもっと簡単に見つけられるようになりますよ。
AIイラストが邪魔に感じる3つの理由
AIイラストの台頭により、手描きイラストに携わる人々の間で様々な懸念が生じています。
AIイラストが邪魔に感じられる主な理由は以下の3つです。
理由①：手描き作品が埋もれがちになるから
手描きイラストは、作者自身の感性や技術が反映された作品です。
一方でAIイラストは、入力されたテキストから自動生成されるため、大量に安価に制作できます。
この結果、手描き作品が目立たなくなり、埋もれがちになることが危惧されています。
理由②：作品のクオリティにばらつきがあるから
AIイラストは生成方式の違いなどによって、作品のクオリティにばらつきが生じます。
AIイラストの中には低クオリティのイラストもたくさん存在します。
イラストという分野全体の品質低下につながるのではないかと懸念されています。
理由③：無断転載や著作権の問題が多発するから
AIイラストは著作権の扱いが不明確で、無断転載や盗用の問題が多いです。
著作権保護のルール作りが追いついていないため、問題は放置されたままです。
このような事態は、イラスト制作者への大きな損害につながります。
AIイラストを検索結果に表示させない方法
イラストサイトでは、たくさんAIイラストが表示されて、手書きイラストを見つけるのが難しいです
AIイラストが邪魔と感じる方のために、検索結果から除外する方法をいくつかご紹介します。
方法①：特定のタグをミュートする
多くのイラストサイトでは、AIイラストにはAIタグが付与されています。
このAIタグをミュートすれば、検索結果からAIイラストを除外できます。
ただし、ミュート可能なタグ数に制限がある場合が多いです。
方法②：フィードバックを運営に送る
AIタグがないサイトの場合、サイト運営側にフィードバックを送るもの１つの手です。
AIイラストとそうでないイラストを明確に識別できる、新しいタグの追加を要望してみましょう。
運営側が対応してくれれば、より正確にAIイラストを除外できるようになります。
方法③：ブックマーク機能を活用する
多くのイラストサイトには、優れた手描きイラストレーターをブックマークする機能があります。
ブックマーク済みのイラストレーターのみを表示することで、AIイラストを回避することができます。
AIイラストと手描きイラストの違いを見分けるポイント
AIイラスト生成技術の進化により、AIと手描きのイラストを見分けるのが難しくなってきました。
しかし、いくつかのポイントに注目すれば、違いを見分けられる可能性があります。
ポイント①：ディテールの細かさをチェックする
手描きイラストは、繊細な描線やグラデーションなど、非常に細かいディテールが表現されています。
一方、AIイラストはディテールが荒く、線画や色の繋がりがぼやけている傾向にあります。
このディテール部分の細かさをチェックすることで、違いがわかることがあります。
ポイント②：背景や小物の描写に注目する
AIは主要な被写体は比較的うまく描けますが、背景や小物の描写が雑になりがちです。
一方、手描きイラストは、作者が丁寧に背景や小物までも描いている場合が多くあります。
背景や小物の描写にも注目すると、AIイラストと手描きの違いがわかることがあります。
ポイント③：同じ作者の他の作品と比較する
手描きイラストの場合、同じ作者の作品には表現の癖やタッチなどに共通点が見られます。
一方AIイラストは一貫性がないため、同じ作者の他の作品と比較すると、違いがわかりやすいです。
以上の点に注意すれば、AIイラストと手描きの違いがある程度見分けられる場合があります。
ただしAIイラスト生成技術はまだ発展途上にあり、今後さらに見分けが難しくなる可能性があります。
AIイラストの増加が及ぼす将来的な影響
AIイラストの台頭により、アート分野に大きな変革が訪れようとしています。
AIイラストの増加が及ぼす将来的な影響として、以下の3点が考えられます。
影響①：アートコミュニティの分断が進む
AIと手描きイラストを制作する人々の間で、価値観の違いから分断が生じる可能性があります。
AIイラストを支持する層と、伝統的な手描きにこだわる層の間で対立が起こりかねません。
アートコミュニティの分断を防ぐ努力が必要となるでしょう。
影響②：著作権に関する新たな法整備が必要となる
今後はAIイラストの著作権の扱いについて、新たな法的整備が求められます。
これまでの著作権法では、AIが生成した作品の権利について明確な規定がないためです。
AIイラストの普及に伴い、法的な議論と整備が避けられなくなるでしょう。
影響③：AIツールの進化により新しい創作手法が広まる
一方でAIがさらに進化すれば、手描きとAIを組み合わせた新しい手法が生まれる可能性もあります。
例えばAIでラフ画を生成し、人間が手描きで上書きするなどの手法が広まるなどが考えられます。
そうなると、クリエイターの創作活動をサポートすることにもつながります。
AIと人間のコラボレーションが模索されるかもしれません。
まとめ：AIイラストは邪魔！
AIイラストが邪魔だと感じるのには、以下の理由がありました。
- 手描き作品が埋もれる
- 品質にばらつきがある
- 無断転載の問題がある
また以下の方法で、AIイラストを除外できることがわかりました。
- 特定のタグをミュートする
- 運営にフィードバックを送る
- ブックマーク機能を活用する
現時点では、AIイラストは様々な問題を含んでいるので、早急な解決が必要です。
その先に、AIと手書きの融合で、新たなる創作物が誕生するのを楽しみにしたいと思います。