みなさん、老後資金っていくら必要か知ってますか?
一般的に、以下の金額が必要と言われています。
夫婦2人世帯:2,500万円
単身世帯:1,400万円
これならなんとかなりそう、と思うかもしれませよね。
実はこの金額、生きていくための必要最低限の金額なんです。
生命保険文化センターの調査によると、ゆとりのある老後を送りたいなら、
なんと「8,000万円以上」の老後資金が必要だそうです。(夫婦2人の場合)
8000万円という数字を聞いて、そんなに貯められないと不安に思う方も多いでしょう。
本記事では、老後を安心して過ごすために必要な資金をどう準備するか、紹介しています。
最後まで読んで、自分の未来に投資を始めてみませんか?
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老後資金8000万円が必要とされる理由は?
冒頭でお伝えしたように、老後にゆとりある生活を送るなら、「8000万円」程度が必要です。
この金額には、日本の高齢化社会の現状や平均寿命の増加などが影響しています。
なぜそのような高額な資金が必要なのか、チェックしていきましょう。
理由①:日本の高齢化社会の現状
日本は超高齢化社会であり、65歳以上の総人口に占める割合が28%を超えています。
この高齢化の波は今後も続くと予測されており、老後資金の必要性が高まっているのです。
高齢化が進むほど、年金の支給開始年齢が後ろ倒しになることも想定されます。
そういった可能性を考えると、ゆとりを持った老後資金が必要と言えるでしょう。
理由②:長寿化による老後期間の延長
日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳と、世界有数の長寿国となっています。
長寿化が進むにつれ、20年以上の老後生活を想定しなければならなくなってきました。
こうした長期の老後生活を考えると、かなりの費用が必要になるのは理解できますよね。
健康寿命が伸びることは嬉しいことですが、その分老後資金の準備が重要になってきているのです。
理由③:高齢期の医療・介護費用の増加
長生きできる反面、高齢期の医療費や介護費用の負担が大きくなっています。
老後に病気や介護などで施設に入所すれば、月額で高額な費用が必要となります。
万が一の備えとして、8000万円という資金を用意しておく必要があるのはこのためなのです。
健康であれば問題ありませんが、介護が必要になれば高額な出費が必要になります。
お金に余裕がある方が、安心して晩年を過ごせるというわけです。
老後資金8000万円を準備するステップ
老後に8000万円の資金が必要だと分かれば、いざ準備に取りかからなければなりません。
では、いったいどのようなステップを踏めばよいか、見ていきましょう。
ステップ①:現在の貯蓄状況を把握する
まずは現在の貯蓄状況を確認することから始めましょう。
自分がどれだけ貯蓄できているのか、預貯金や投資の状況などを把握する必要があります。
これらの金額から自分の資産状況を正しく認識し、残りの目標額を算出することができるのです。
まずは目標金額に対して、現在の資産がどの程度かを知ることが大切なのです。
ステップ②:貯蓄計画を立てる
次に、これからの貯蓄計画を立てていく必要があります。
月々の収支からどれだけ貯蓄できるか試算し、何年かけて目標を達成できるかシミュレーションしましょう。
可能な限り支出を抑え、無理のない範囲で貯蓄額を設定することがおすすめです。
計画を立てることで資金準備への道筋が見え、やる気とモチベーションの維持にもつながりますよ。
ステップ③:投資を活用して資産を増やす
8000万円という金額は、貯蓄だけで準備するのは現実的に難しいと思います。
そこで投資を上手く活用して、資産を増やすことが必要となってきます。
投資信託や株式、不動産投資など、さまざまな投資方法がありますから、自分に合ったものを選びましょう。
投資に慣れていない人は、リスクの低い投資信託から始めるのがよいかもしれません。
ステップ④:退職計画を含めた総合的なプランニングを行う
最後に退職後の生活設計全体を見すえた、総合的なプランニングをしましょう。
老後資金8000万円はあくまでも目安の一つにすぎません。
個人の生活スタイルによっては、さらに多くの資金が必要になる可能性もあります。
そのため、退職金、受給する年金の額、介護の必要性など、総合的にプランを立てる必要があるのです。
自分一人でプランを立てるのは難しいので、専門家に相談するのも一つの方法ですよ。
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老後資金8000万円を適切に運用する4つの方法
老後資金として8000万円を貯めることができたら、次は適切な運用方法を検討しないといけません。
せっかく準備した大切な資金ですから、安全に着実に増やしていくことが良いでしょう。
8000万円の運用方法として、4つのポイントをご紹介しますね。
方法①:保守的な投資を選ぶ
老後資金の運用では、リスクが高い投資は避けた方が良いです。
元本が維持され、安定した利回りが期待できる投資商品を選ぶべきでしょう。
高リスク・高リターンを狙うよりも、とにかく元本を守ることが最優先です。
せっかく貯めた老後の資金が減っていくのは、耐えられないですもんね。
方法②:分散投資を実施する
さまざまな投資商品に分散して投資を行うことで、リスクを分散させることが重要です。
ある投資先の損失があっても、他の投資で埋め合わせができれば良いのです。
分散投資には国内外の債券・株式・REITなど、さまざまな投資商品を組み合わせるのがポイントです。
運用対象を多様化しておけば、リスクを最小限に抑えられますよ。
方法③:定期的なポートフォリオの評価を行う
市況の変化に合わせて、投資ポートフォリオを定期的に見直す必要があります。
ポートフォリオの組み換えを行い、常に最適な投資商品構成を保つようにしましょう。
例えば株価が上昇していれば株式の組入比率を高め、逆に債券の比率を下げるなどの調整を加えます。
定期的なメンテナンスが、安全運用への近道になります。
方法④:リスク管理を徹底する
万が一の事態に備えて、リスク管理にも気を配る必要があります。
株式市場の暴落や経済危機など、予期せぬリスクも視野に入れておきましょう。
そのためには、運用資金とは別に一定の現金を用意するのがおすすめです。
運用資金を切り崩すことなく、いつでも生活費に充てられるよう備えておくのです。
このようなリスク対策を講じておけば、不測の事態にも臨機応変に対処できるはずです。
老後資金8000万円で可能な生活スタイル
老後資金として8000万円を準備できれば、ゆとりある老後生活を送れます。
しかし一方で、8000万円が底をつかないよう、賢い使い方が求められます。
実際に8000万円あれば、どのような生活スタイルが実現できるのか、見ていきましょう。
スタイル①:月々の収入として30万円確保できる
8000万円があれば、毎月30万円程度の生活費を確保できます。
- 年金収入と合わせて、ある程度の生活水準が維持できる
- マンション暮らしや旅行にも一定の余裕がある
- 外食にもたまに行ける
高齢者向け施設に入居する場合は別ですが、自立した生活なら月30万円あれば十分と言えるでしょう。
スタイル②:趣味やレジャーを楽しめる
生きがいや健康維持のためにも、老後は趣味や旅行などのレジャー費用を確保したいところです。
8000万円あれば、趣味やレジャーを楽しむことができるでしょう。
老後の生活に彩りと潤いが生まれるはずです。
人生の晩年は思い切り楽しむ時期です。資金に余裕があれば、充実した毎日を過ごせるに違いありません。
スタイル③:孫や家族への贈り物に余裕が持てる
8000万円があれば、孫や家族への贈り物にも余裕を持てるでしょう。
お祝いの贈り物や、旅行や教育費の一部を肩代わりするなど、家族に還元できるはずです。
金銭的な心配があれば、周りの大切な人の役に立てるチャンスが生まれます。
経済的な心配から解放されるのも、潤った老後生活の醍醐味と言えるでしょう。
スタイル④:突発的な出費にも対応できる
8000万円があれば、介護などの突発的な出費にも備えられます。
介護施設に入居した場合の費用や、医療費の自己負担分なども賄えるはずです。
また住宅の修繕費や災害時の備えにも回せるでしょう。
このように8000万円の老後資金があれば、安心して晩年を過ごせます。
予期せぬ出費にも動じることなく、心の余裕を持って過ごすことができますよ。
まとめ:老後資金は8000万円あれば大丈夫?
老後に8000万円が必要な理由と、その準備方法について解説しました。
日本の高齢化はさらに進み、平均寿命や医療介護費用の増加が見込まれるため、十分な老後資金が必要です。
もし老後の計画に不安があるなら、この機会に具体的な行動を起こしましょう。
どうしていいかわからかなければ、専門家に相談してみるのもいいですね。
今から準備を始めれば、将来に向けてより良い選択ができるはずですよ!
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